【2026年】予防接種・健診の日の子どもの服装|1歳-6歳の脱ぎ着しやすい服と持ち物リスト
Share
予防接種や健診の日の子どもの服装は、「腕を出しやすい服」というひと言だけでは足りません。定期接種の皮下接種は原則として上腕の外側に行いますが、筋肉内注射では太ももに打つ場合があり、接種の前には聴診などの診察も入ります。この記事では1歳-6歳の年齢別に、当日の持ち物と接種後2〜3日の服までをまとめました。
著者:RAMÜNEスタッフ|更新日:2026年8月
先に結論から。上はかぶりのTシャツ+前開きの羽織、下はウエストがゴムで、すぐ下ろせるズボン。これが予防接種にも健診にも共通する形です。つなぎ・オーバーオールは、腕やお腹を出すために全身を脱ぐことになるので当日は外します。タイツも、太ももに打つ場合にすぐ下ろせないので靴下に替えておきます。
この記事の内容
予防接種・健診の日の服装を選ぶ3つの基準
服を選ぶ前に、その日に何をするかを思い浮かべてみてください。受付で上着を脱ぎ、問診で胸を出し、接種で腕(または太もも)を出す。この流れで引っかからない服なら、当日はほとんど困りません。
基準1 上は「かぶり+羽織」
重ねて調整する
中のTシャツはかぶりでOK。温度調節は前開きの羽織で行う
基準2 下は「すぐ下ろせる」
ウエストはゴム
太ももに打つ場合がある。ボタン・ベルト・タイツは当日外す
基準3 本人ができる範囲で
年齢で条件が変わる
自分で肩の近くまで袖を上げられるなら長袖でよい。できないなら大人の手数で選ぶ
この3つを満たす服は、特別なものではありません。ふだん着ている綿のTシャツとゴムのズボンが、そのまま当日の正解になります。むしろ「病院だからきちんとした格好で」と考えて、シャツにベルト、タイツにワンピースと重ねるほうが、診察のたびに手間が増えます。
たとえば、まだ暑さが残る9月に受診するなら、半袖のTシャツ1枚と薄手の羽織があれば足ります。肩まで一気に出せるので、順番が来てから服で手間取ることがありません。
RAMÜNE オリジナル
TAPE TRAIN [BLUE]
RAMÜNE / ¥2,650(サイズ 80〜110cm)
マスキングテープで描いた電車のアートを、白いボディにターコイズで刷ったコットン100%の長袖Tシャツ。背中のブランドタグを省いてチクチク感を軽減しているので、着替えを嫌がりやすい時期でも着せやすくなっています。肩まですぐ出せる長袖なので、暑い時期の受診や、待合室で羽織を脱いだあとの1枚として向いています。
商品を見る →よくある失敗パターン
当日に困りやすいのは、服そのものより「その服で何をすることになるか」を想像しそこねたときです。実際によくあるのは次の3つです。
❌ つなぎ・オーバーオールで行く
肩ひもやまたのボタンでつながっている服は、腕を出すためだけに下まで脱ぐことになります。診察台の上で下着姿になると、その時点で泣き出す子も少なくありません。上下が分かれている服にしておくだけで、脱ぐ範囲が半分になります。
❌ 厚手のアウターを着せたまま順番を待つ
待合室は暖房が効いていることが多く、上着のまま待つと汗をかきます。汗をかいたあとに服を脱がせると、今度は体が冷えます。受付を済ませた時点でアウターは脱ぎ、羽織1枚で調整できる状態にしておくと落ち着いて待てます。
❌ 母子健康手帳や接種券を持たずに出る
自治体の案内では、予防接種に出かける際は接種券と母子健康手帳を忘れず持参するよう求められています。保護者の同伴が必要で、同伴できない場合は委任状がないと接種できないと案内する自治体もあります。服の準備より先に、持ち物と同伴者を確認しておくほうが確実です。
注射はどこに打つ?服装の条件が変わる理由
「腕を出しやすい服で」とよく言われますが、打つ場所は一つではありません。厚生労働省の定期接種実施要領には、接種の方法ごとに部位が定められています。
皮下接種は「上腕伸側」=腕の外側
定期接種実施要領は、多くのワクチンについて「原則として上腕伸側に皮下接種により行う」と定めています。上腕は肩とひじの間なので、袖をひじまで上げるだけでは足りず、肩の近くまで出せることが条件になります。半袖なら最初から出ていますし、長袖なら袖が二の腕まで上がるかを見ておきます。
筋肉内注射は三角筋部(肩)か大腿四頭筋部(太もも)
5種混合ワクチンや15価肺炎球菌結合型ワクチンでは筋肉内注射になる場合があり、同要領は接種部位を「三角筋部又は大腿四頭筋部(ただし、乳児にあっては三角筋部ではなく大腿四頭筋部)」としています。大腿四頭筋部は太ももの前側です。下も、すぐ下ろせる形にしておく必要があるのは、このためです。
もうひとつ見落とされやすいのが、接種そのものより前の工程です。自治体の案内には「接種当日は、聴診などの診察があります。脱がせやすい服装でお出かけください」と書かれています。聴診は胸に聴診器を当てるので、腕・太もも・胸の3か所を出せるかで服を見ておくと、当日に想定外が起きません。
どこに打つかは受けるワクチンによって変わります。迷ったときは、予約の電話のときに「腕ですか、太ももですか」と聞いておくと、服を1つに絞れます。聞きそびれたときは、腕と太ももの両方を出せる形にしておけば、どちらでも困りません。
参考: 厚生労働省「定期接種実施要領」 / 春日井市「一般的な注意(接種前・接種後)」
1歳-2歳の服装|大人が全部脱がせる前提で組む
この時期は、脱ぐのも着るのも大人の仕事です。抱っこしたまま片手で進められるかどうかが、そのまま服の良し悪しになります。
上:かぶりのTシャツ+前開きの羽織
中は綿のTシャツで構いません。首元がきつくないもの、袖に絞りがなく二の腕まで上げられるものを選びます。80・90サイズには肩にスナップボタンが付いた服があり、頭を通す動作が減るぶん着替えが速く終わります。
下:ウエストがゴムのズボン一択
太ももに打つ場合に備えて、片手で下ろせるものにします。サロペット、ボタン留めのパンツ、タイツは当日は外します。おむつを使っている時期なら、そのまま替えられる形かどうかも一緒に見ておきます。
足元:脱ぎ履きが1動作で終わるもの
会場で靴を脱ぐことがあります。面ファスナー1本で開く靴だと、抱っこしたままでも脱がせられます。ひもを結ぶタイプは、順番が来てから焦る原因になります。
1歳-2歳は、注射そのものより「知らない場所で押さえられること」に泣くことのほうが多い時期です。服の準備を減らしておくと、その時間をまるごと抱っこや声かけに回せます。抱っこひもを使う場合は、会場で外すことになるので、外したあとに服が乱れない組み合わせにしておくとスムーズです。
3歳-4歳の服装|「自分でやりたい」と待ち時間の折り合い
「自分でやる」と言い出す時期です。全部を任せると順番に間に合いませんが、全部を大人がやると納得しないので、できる工程だけ本人に残すのが現実的です。
上:本人が袖を肩の近くまで上げられるかで決める
家で一度、袖を二の腕(肩の近く)まで上げてもらってください。自分で上げられるなら長袖で構いません。途中で引っかかるようなら、その日は半袖にして羽織で調整するほうが、本人も大人も気持ちが楽です。
下:自分で下ろせるゴムのズボン
太ももに打つ場合、ズボンを下ろすのを本人にやってもらえると、押さえつけられる感じが減ります。ボタンやスナップが付いたものは、この年齢だと時間がかかります。
羽織:前が全部開くものを1枚
羽織を自分で脱げると「自分でできた」が1つ増えます。ファスナー1本の上着や、大きめのボタンのカーディガンだと自分でも外せます。ボタンが細かいものでも構いませんが、その場合は大人が外す前提にしておくと待たせません。
この年齢からは、服を選ぶときに一緒に「この服なら腕がすぐ出せるね」と話しておくと、当日はその服のまま順番を待つだけで済みます。当日の声かけそのものは、後半の「当日の流れ」でまとめて扱います。
💡 電車や動物のアートが好きな1歳〜4歳ごろ(サイズ80〜110cm)の普段着を探している方は → RAMÜNEのTシャツもチェック
5歳-6歳の服装|脱いだ服を自分で持てるかで決める
身支度はほとんど自分でできる年齢です。服そのものの条件は3歳-4歳と変わらないので、ここで新しく加わるのは「脱いだ服を自分で持っていられるか」という一点です。
上:半袖Tシャツ+前開きの上着が最短
自分で上着を脱ぎ、自分でたたんで抱えられる量にしておきます。長袖1枚で行く場合は、袖が肩の近くまで上がるものを選んでください。厚手のトレーナーは、まくり上げると二の腕でだんごになります。
下:この年齢でもウエストはゴムで
身支度が自分でできるようになると、ボタンやベルトのついたパンツを選びたくなります。ただし太ももに打つ場合の条件は年齢が上がっても変わらないので、当日はゴムのズボンにして、タイツも外しておいてください。
荷物:脱いだ服を入れる袋を1つ
自分の荷物を持てる年齢なので、脱いだ上着を入れる袋を持たせると、待合室で床に置かずに済みます。健診の日は着替えも入るので、少し大きめの袋にしておくと足ります。
下着:本人が気にしないものを
健診では下着だけになる場面があります。人前で脱ぐことを意識し始める年齢なので、当日の下着は本人が納得しているものにしておくと、会場でもめずに済みます。
乳幼児健診の日の服装|予防接種より脱ぐ回数が多い
健診は予防接種より脱ぐ場面が多く、そのぶん服の条件が少しだけ厳しくなります。何をする時間があるのかを分けて見ておくと、必要な条件がはっきりします。
身体計測:服を脱いで測る
身長・体重を測るときに服を脱ぐため、上下が分かれていることがここでも効いてきます。上下がつながった服だと、この時点で全身を脱ぐことになります。
歯科健診:寝た姿勢で口の中を見る
あお向けで口を開けるので、大きな襟やフード、首まわりのリボンは邪魔になります。首元がすっきりしたTシャツが、この場面ではいちばん扱いやすくなります。
内科診察:胸とお腹を出す
聴診とお腹の触診があるので、上をめくれるか、前が開くかが条件になります。ワンピースやつなぎだと、ここで全身を脱ぐことになります。
会場そのものの環境にも触れておきます。船橋市は健診の案内で「換気を行うため、会場では室温調節ができない場合がありますので、体温調節ができる服装でお越しください」と書いています。羽織1枚を持っていくという準備は、予防接種より健診のほうがむしろ効きます。
健診の内容と持ち物は自治体ごとに違います。3歳児健診では、問診票に記入したうえで家で視力・聴力の検査をしてから行くよう案内されることもあります。届いた案内を先に読んで、そこに書かれた持ち物に合わせてください。
参考: 船橋市「1歳6か月児健康診査について」 / 船橋市「3歳児健康診査について」
季節別の服装|月別の3段階と、秋冬の接種シーズン
インフルエンザの予防接種が集中するのは秋から冬です。厚生労働省は、例年12月〜3月頃に流行し1月末〜3月上旬にピークを迎えるため、12月中旬までに接種を終えることが望ましいとしています(接種の時期は、かかりつけ医と自治体の案内に従ってください)。つまり、いちばん混むのは服がいちばん厚くなる時期にあたります。一方で、季節に関係なく通年で行われる定期接種もあります(対象や時期は自治体の案内をご確認ください)。
6月〜9月:半袖1枚+薄手の羽織
暖かい時期は半袖1枚で行けるので服の条件はいちばん楽ですが、会場は冷房が効いていることがあるので、薄手の羽織だけは持っていってください。汗をかきやすい時期なので、着替えも1組入れておくと安心です。
4月〜5月/10月〜11月:長袖Tシャツ+前開きの羽織
秋は接種の予約が集中し始める時期、春は健診が重なる時期です。どちらも朝晩が冷えます。厚手のトレーナー1枚で行くより、薄手の長袖に羽織を重ねるほうが、待合室で暑くなったときに1枚だけ減らせます。
12月〜3月:アウターは会場で脱ぐ前提で
アウターは防寒のためのもので、診察のときには必ず脱ぎます。中は長袖Tシャツ(袖が肩の近くまで上がらないなら半袖)と前開きの羽織にして、下はタイツではなく靴下とズボンにしておくと、太ももに打つ場合にも対応できます。
参考: 厚生労働省「令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」
羽織は1枚あれば足りますが、当日の主役はこの1枚です。前が開いて、たたんでも荷物にならない厚みのものを選んでおくと、予防接種にも健診にもそのまま使えます。子どもが自分で脱げるかどうかは、ファスナー1本か、ボタンの大きさで決まります。本人に脱いでもらいたいならファスナー1本のライトアウターかスナップボタンのカーディガンを選び、大人が外す前提でよければ、細かいボタンのカーディガンでも構いません。
当日の羽織(大人が脱がせる前提の1枚)
[ビートーク] ベビー キッズ カーディガン 長袖 シンプル ニット 無地 子供服 90~140
B-talk(ビートーク) / ¥1,680
📏 サイズ展開: 90〜140cm(商品ページのサイズ表記)
首まわり・裾・袖口をリブ仕様にした綿100%のニットカーディガン。前が全部開くので、受付で羽織り、順番が来たらそのまま脱がせられます。写真のとおり前立てのボタンは小さめなので、外すのは大人の役目と考えておくとスムーズです。ベビー用カーディガンのランキングで11位に入る定番で、レビューは95件で5つ星のうち4.2という評価がついています。
Amazonで見る →予防接種・健診の持ち物リスト
持ち物は「まず確認するもの」と「あると当日が楽になるもの」に分けて考えると、前日の準備が短く終わります。まずは前者から。
母子健康手帳
接種の記録を書き込むため、予防接種でも健診でも必要です。自治体の案内でも、接種券と母子健康手帳を忘れず持参するよう求められています。
接種券・予診票/健診の問診票(記入は前日までに)
健診の場合は、自治体から届く問診票が同じ役割です。会場で書こうとすると、子どもを見ながらの記入になって時間がかかります。体温は家でも測っておき、予診票の体温欄は届いた案内の指示に従ってください(会場で記入と書かれていることがあります)。
健康保険証・受給者証・診察券
医療機関での個別接種では提示を求められることが多いので、当日はまとめて持っていきます。保健センターでの集団健診では不要な場合もあるため、届いた案内を確認してください。
ここからは、あると当日が楽になるもの。
体温計
家を出る前に測っておくと、会場での待ち時間が短くなります。熱があるときは、その場で判断せず、予約した医療機関に電話で相談してください。
着替え1組
食べこぼし、汗、おむつからのもれと、着替えが必要になる理由は当日いくらでも増えます。上下1組あれば足ります。
おむつ・おしりふき・ビニール袋
おむつを使っている時期なら多めに。計測のときにおむつを替えることもあるので、替えたものを入れる袋も一緒に入れておきます。
水かお茶
待ち時間が長くなることがあります。健診の案内で水分補給は水かお茶でとしている自治体もあるので、それに合わせておくと確実です。
静かに待てるもの
音の出ないものが向いています。小さな絵本、シールブック、折り紙などを1つだけ。たくさん持っていくと、片づける時間のほうが長くなります。
バスタオル(健診のとき)
1歳6か月児健診の持ち物にバスタオル(計測・歯科健診時に使用)を挙げている自治体があります。届いた案内に指定があれば必ず入れてください。
羽織1枚
会場の室温がどうなっているかは行ってみないと分かりません。1枚あれば足ります。着せていく羽織をそのまま使う形で構いません。真冬にアウターを着せる日は、アウターの下に着る前開きの1枚がこれにあたります。
母子健康手帳、受給者証、診察券は、それぞれ大きさも形も違うので、1つにまとめておくと出し入れの回数が減ります。選ぶときに気をつけたいのは大きさで、母子健康手帳の判型は自治体によって違います。手持ちの母子健康手帳の縦と横を測ってから選ぶと、届いてから入らないという事故を防げます。
母子健康手帳の収納(外寸21×16cm)
[JEANE.LIDYA] 母子手帳セット お薬手帳セット 保険証 パスポートセット 通院セット 診療カード整理 皮革製超軽量
JEANE.LIDYA / ¥2,580
商品ページに記載された外寸は21cm×16cm×2cm。B6判(12.8×18.2cm)以下の母子健康手帳と、お薬手帳・保険証・診察券をまとめたい人向けです。A5判(14.8×21cm)は外寸と同じ縦21cmなので入らない可能性が高く、手元の手帳を測ってから選んでください。カードスロットが並んだラウンドファスナー型で、レビュー評価は5つ星のうち4.1です。上の価格は商品ページの参考価格で、セール時はこれより安くなります。
Amazonで見る →待ち時間の1つを具体的に選ぶなら、音の出ないシールブックがいちばん扱いやすくなります。
待ち時間に
シールブック しんかんせん
リーバン / ¥550
新幹線の車両が並んだ、貼ってはがせるタイプのシールブック。音が出ないので待合室でも使え、机がなくても膝の上で開けます。電車が好きな子なら、順番を待つあいだの気持ちがそちらに向くので、診察室に入る前の緊張がやわらぎます。リーバンのシールブックは1987年の創業以来、累計発行部数1500万部(2015年 同社調べ)を超えるロングセラーです(商品ページ記載)。
Amazonで見る →当日の流れ|家を出る前から接種後30分まで
服と持ち物がそろったら、あとは順番どおりに進むだけです。どこで何を脱ぐかを先に決めておくと、会場で迷いません。
家を出る前:体温を測り、袖を一度上げてみる
予診票は家で書いておき、体温も家で測っておきます(体温欄をどこで書くかは届いた案内の指示に従ってください)。その場で子どもの袖を肩の近くまで上げてみて、引っかからないかを確かめてください。当日の朝に初めて試すと、間に合わないと分かってから着替えることになります。
受付:母子健康手帳と予診票を出し、アウターを脱ぐ
受付を済ませた時点でアウターは脱いで、羽織1枚の状態にします。ここで脱いでおくと、名前を呼ばれてからは羽織の袖から片腕を抜く(中が長袖ならその袖を肩の近くまで上げる)、Tシャツをめくる、だけで進みます(太ももに打つ日はズボンを下ろします)。
問診・診察:胸を出す
聴診があるので、上をめくるか前を開けます。抱っこしたまま進むことが多いので、抱っこの向きだけ先に決めておくと落ち着きます。
接種:腕、または太ももを出す
上腕の外側か、太ももの前側かのどちらかです。打つ側の腕を大人が支え、反対の手を握ってあげると、体が動きにくくなります。
接種後:30分は会場で様子を見る
自治体の案内では、予防接種を受けた後30分間は接種会場で子どもの様子を観察するか、医師とすぐに連絡を取れるようにしておくよう説明されています。急な副反応がこの間に起こることがあるためです。この30分は会場で待つことが多いので、羽織は着せたままで構いません。打ったところを見るときは、羽織の袖から腕を抜き、中が長袖ならその袖を肩の近くまで上げれば済みます(太ももに打った日はズボンを下ろします)。
泣きそうなときに効く、当日の関わり方。
家を出る前:何をするかを短く伝える
だまして連れて行くと、次の受診でさらに身構えます。「今日は腕にちくっとするのをするよ。すぐ終わるよ」くらいの短さで先に伝えておくと、会場で説明する時間が要りません。3歳ごろからは、服を選ぶときに一緒に伝えると自然です。
待合室:手元に1つだけ置く
音の出ない小さなものを1つだけ出します。たくさん広げると片づけで慌てます。順番が近づいたら「次だよ」と伝えて、先に閉じておくと切り替えやすくなります。
打つ瞬間:体を包んで、反対の手を握る
抱っこできる年齢なら、体を包むように抱いて、打つ側と反対の手を握ります。終わったら泣いていても構いません。がんばれたことをその場で言葉にしてあげてください。
接種後2〜3日の服とお風呂
接種は当日で終わりますが、腕はもう少し続きます。厚生労働省の資料では、季節性インフルエンザワクチンで比較的多くみられる副反応として接種した場所の赤み・はれ・痛みが挙げられ、接種を受けた人の10〜20%に起こるが通常2〜3日で消失すると説明されています。翌日以降の服も、ここまで見て決めておくと困りません。
お風呂:当日の夕方以降なら差し支えない
自治体の案内では、接種当日の夕方以降であれば入浴は差し支えないが、注射した部位をこすることなどは避けるよう説明されています。体を洗うときに、打った側の腕だけそっと流すようにしてください。
運動:接種した当日は激しい運動を避ける
同じ案内で、接種した当日は激しい運動を避けるよう求められています。接種した日は外遊びや習い事の予定を入れないでおくと、当日の動きを気にせずに済みます。
翌日の服:打った側の腕を締めつけない
赤みやはれが残っている間は、袖口が細い服やゴムの強い服だと本人が嫌がります。保育園の服も、寝るときの服も、腕にゆとりがあるものを2〜3日分だけ用意しておくと落ち着きます。
副反応の出現に注意する期間についても案内があります。生ワクチンでは4週間、不活化ワクチン・トキソイドでは1週間は様子を見るよう説明されています。接種部位の異常な反応や体調の変化が見られた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
もうひとつ、受けるワクチンによっては、同じ時期にもう一度接種の日が来ることがあります。つまり同じ服装の日がもう一度来るということです。1回目に着ていって具合がよかった組み合わせは、そのまま覚えておくと2回目が楽になります。接種の回数と間隔は医療機関の指示に従ってください。
参考: 厚生労働省「令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」 / 春日井市「一般的な注意(接種前・接種後)」
まとめ|年齢別・場面別の服装早見表
この記事で見てきた条件を、年齢別と場面別の2つの表にまとめました。前日の夜に、この形になっているかだけ確認してください。
| 年齢 | 上 | 下 | 本人にまかせること |
|---|---|---|---|
| 1歳-2歳 | かぶりのTシャツ(袖に絞りがなく二の腕まで上げられるもの)+前開きの羽織。80・90は肩スナップつきが速い | ウエストがゴムのズボン(サロペット・ボタン留め・タイツは外す) | なし(大人が全部脱がせる) |
| 3歳-4歳 | 自分で肩の近くまで袖を上げられるなら長袖、無理なら半袖+羽織 | 自分で下ろせるゴムのズボン(ボタン・ベルト・タイツは外す) | 羽織を脱ぐ/ズボンを下ろす |
| 5歳-6歳 | 自分で肩の近くまで袖を上げられるなら長袖、無理なら半袖+前開きの上着 | ウエストがゴムのズボン(ボタン・ベルト・タイツは外す) | 羽織を脱ぐ/ズボンを下ろす+脱いだ服をたたんで袋に入れる |
| 場面 | 出すところ | 服の条件 |
|---|---|---|
| 問診・内科診察 | 胸・お腹 | 上がめくれる、または前が開く |
| 皮下接種 | 上腕の外側 | 肩の近くまで袖が上がる、または半袖(羽織は袖から腕を抜く) |
| 筋肉内注射(三角筋部または大腿四頭筋部。乳児は大腿四頭筋部) | 肩、または太ももの前側 | 肩の近くまで袖が上がる/ズボンをすぐ下ろせる |
| 健診の身体計測 | 全身 | 上下が分かれている(つなぎは外す) |
| 歯科健診 | 口(あお向け) | 首まわりがすっきりしている |
病院や健診会場に着ていきやすい普段着|RAMÜNE
このブログはRAMÜNE(ラミューネ)が運営しています。ここまで書いてきた条件は、特別な服を買い足す話ではありません。上下が分かれていて、首元がきつくなくて、袖が上がる。その形の普段着を1枚持っていれば、予防接種の日も健診の日もそのまま着ていけます。サイズは80〜110cm(身長75-115cm)なので、1歳〜4歳ごろが対象です(消防車柄のみ90〜110cm)。ここでは、そのまま着ていける半袖のTシャツを3枚紹介します。
RAMÜNE オリジナル
BLOCK ANIMALS [RABBIT]
RAMÜNE / ¥2,650(サイズ 80〜110cm)
積み木を組み合わせたような形のペンギンをプリントした長袖Tシャツ。コットン100%で、背中のブランドタグを省いてチクチク感を軽減しています。肩まですぐ出せるので、羽織の袖から腕を抜くだけで接種の体勢になります。前開きの羽織と合わせておけば、羽織を開けてTシャツをめくるだけで問診の胸出しにも対応できます。
商品を見る →
RAMÜNE オリジナル
TAPE TRAIN [RED]
RAMÜNE / ¥2,650(サイズ 80〜110cm)
マスキングテープで描いた電車のアートを、白いボディに黄色で刷った長袖Tシャツ。電車が好きな子なら、待合室で「これ、なに?」と話しかける材料にもなります。こちらも80・90サイズには肩にスナップボタンが付いていて、着替えの動作が1つ減ります。
商品を見る →
RAMÜNE オリジナル
TAPE CAR [消防車]
RAMÜNE / ¥2,980(サイズ 90〜110cm)
マスキングテープで描いた消防車を、グレージュのボディにプリントした半袖Tシャツ。はたらくくるまが好きな子に向く1枚で、こちらもコットン100%・背中のタグなしです。サイズ展開は90〜110cmで、この1枚だけ80cmはありません。
商品を見る →RAMÜNEは自社のオンラインストアだけで販売しているので、会場でほかの子と同じ服になりにくいのも、集団健診のような場では地味に効きます。価格は¥2,650〜¥4,250です。
💡 関連記事もあわせてどうぞ → 【2026年】気温別 子供の服装コーデ表|25度・20度・15度の重ね着ガイド/【2026年】子どもの寝るときの服装|秋の寝冷え対策とスリーパー・パジャマの選び方/【2026年】子供服の素材の選び方|コットン100%の着心地とおすすめブランド
よくある質問
Q. 予防接種の日、子どもにはどんな服装をさせればいいですか?
A. 上は肩まで出せるかぶりのTシャツに前開きの羽織を重ねる形が、いちばん失敗しません。定期接種の皮下接種は原則として上腕の外側に行うため、腕の付け根まで出せることが条件になります。下はウエストがゴムで、すぐ下ろせるズボンにしておくと、太ももに打つ場合にも対応できます。
Q. 1歳の子に前開きの服がないときはどうすればいいですか?
A. 上着だけ前開きなら大丈夫です。中に着るTシャツはかぶりのままで構いません。首元がきついものだけ避けて、袖が二の腕(肩の近く)まで上がるかを家で一度試しておくと安心です。80・90サイズの服には肩にスナップボタンが付いているものがあり、頭を通す動作が減るぶん着替えが速くなります。
Q. 冬の予防接種は何を着せて行けばいいですか?
A. アウターは会場で脱ぐ前提で選び、中は長袖のTシャツ(袖が肩の近くまで上がらないなら半袖)と前開きの羽織にしておくと、順番が来てから慌てません。健診会場については、換気のため室温調節ができない場合があるので体温調節ができる服装でと案内する自治体があります。予防接種の待合室も暖房の効き方は行ってみないと分からないので、厚手のトレーナーを重ねるより、薄手を重ねて調整できるようにしておくほうが向いています。
Q. 乳幼児健診の服装は予防接種と同じでいいですか?
A. 考え方は同じですが、健診のほうが脱ぐ回数は多くなります。身体計測では服を脱いで測り、歯科健診では寝た姿勢で口の中を見て、内科診察では胸とお腹を出します。持ち物にバスタオルを指定する自治体もあるので、届いた案内を先に確認してください。
Q. 予防接種を嫌がって泣くとき、当日の準備でできることはありますか?
A. 服の面では、待合室で脱ぎ着する回数を減らしておくのがいちばん効きます。受付で上着を脱いだらそのまま順番まで待てる状態にしておくと、直前にばたばたしません。静かに待てる小さな絵本やシールブックを1つ持っておくと、待ち時間の緊張がやわらぎます。
Q. 接種した日はお風呂に入れてもいいですか?
A. 自治体の案内では、接種当日の夕方以降であれば入浴は差し支えないが、注射した部位をこすることなどは避けるよう説明されています。接種した当日は激しい運動も避けるよう案内されています。気になる症状があるときは、接種を受けた医療機関に相談してください。