【2026年】子どもと手作りする年賀状|1歳-6歳の年齢別アイデアと手形・スタンプのコツ

【2026年】子どもと手作りする年賀状|1歳-6歳の年齢別アイデアと手形・スタンプのコツ

年賀状を子どもと手作りしたいけれど、まだ字も書けない子に何をさせればいいのか、迷いますよね。この記事では、手形・丸シール・野菜スタンプ・ちぎり絵といった12のアイデアを、1歳-6歳の年齢別に紹介します。それぞれ「子どもがやること」と「大人がやること」を分けて書いたので、当日いきなり手が止まることがありません。あわせて、肌と郵便の両方で失敗しないインクの選び方、はがきの重さの決まり、そして2027年用の投函スケジュールまでまとめました。

著者:RAMÜNEスタッフ|更新日:2026年9月

この記事の内容


子どもと作る年賀状の進め方|3つのポイント

年賀状づくりがほかの工作と違うのは、失敗しても作り直しがきかない紙に、締め切りつきで作るという点です。画用紙なら何枚でも描き直せますが、はがきは1枚ずつ料金がかかっていて、しかも人に届きます。この3つを先に決めておくと、当日の手戻りがほとんどなくなります。

ポイント1 いまの手でできる工程から選ぶ

押す・貼る → 描く → 型を使う

上手に描けるかではなく、その動きが今できるかで選びます。1歳台なら押すと貼るだけで1枚が仕上がります。

ポイント2 刃物は前の日のうちに片づけておく

包丁とカッターは大人の担当

野菜を切るのも型紙を切るのも大人の仕事です。当日は色をつけて押すところから始められる状態にしておきます。

ポイント3 乾かす時間を先に確保する

押したら半日〜1日

インクも絵の具も乾くまで動かせません。出す日から逆算して、作る日を決めておきます。

この3つを押さえると、年賀状づくりは「うまく描けた子だけが楽しい行事」ではなくなります。手のひらを押しつける、シールをはがして貼る、綿棒で点を押す——どれも1歳台からできる動きで、そこにひとことだけ大人が言葉を添えれば、もう届けられる1枚です。この、押したり貼ったりして形をつくる遊びが、そのままデザインになった子ども服もあります。

RAMÜNE TAPE TRAIN [RED] 年賀状 手作り シール貼り 1歳-6歳

RAMÜNE オリジナル

TAPE TRAIN [RED]

RAMÜNE / ¥2,650(サイズ 80〜110cm)

ちぎったマスキングテープを何枚も重ねて貼った形で、正面から見た電車と線路を描いた長袖Tシャツです。ちぎって貼って形をつくるという、この記事のシール貼りやちぎり絵とそっくり同じ手の動きが、そのままデザインになっています。おもちゃではなく毎日着られる服で、コットン100%の生地に背中のブランドタグを省いてあります。首元のリブに伸縮性を持たせてあるので、自分で着替える練習中の子でも頭を通しやすい形です。

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よくある失敗パターン

年賀状づくりでつまずくところは、毎年だいたい同じです。先に知っておけば、どれも前の日のうちに手を打てます。

❌ 出す枚数ぴったりしか買わない
子どもが押す手形は、かすれたり、途中で手が動いてぶれたりします。1枚目からうまくいく前提で枚数を揃えると、失敗した1枚の扱いに困って、その場の空気が悪くなります。出す枚数に予備を5枚ほど足して買っておくと、「もう1回やってみる?」と言えるようになります。

❌ 1日で全部作ろうとする
幼児が集中して押したり貼ったりできるのは、1回にせいぜい2〜3枚です。10枚を1日で仕上げようとすると、後半は大人が手を動かすだけの作業になります。数日に分けて、1日2〜3枚ずつ進めるほうが、結果的に早く終わります。

❌ 重いものを貼ってから料金に気づく
リボンやフェルト、ビーズ、押し花のように素材そのものが重いものを貼ると、はがきの規格から外れることがあります。日本郵便は通常はがきの重さを「2g〜6g」、形を「長方形の紙に限ります」としていて、規格を超えたものは第一種郵便物、つまり手紙の扱いになります。ぷっくりした立体シールは重さではなく厚みの問題で、料金は変わらないかわりに郵送中にめくれやすくなります。貼るものは「紙でできていて、平ら」を基準にすると決めておけば、どちらも迷いません。


2027年の干支は未年|ひつじをどう描くか

2026年の年末に作る年賀状は、2027年(令和9年)用です。2026年が午年なので、ひとつ進んで未年、つまりひつじになります。日本郵便も2027年用のテンプレートについて「未年の干支が描かれたデザインもご用意しています」と案内しています。今年の年賀状に馬を描かないよう、ここだけは先に確認しておいてください。

ひつじは、幼児と作るのにとても向いた干支です。体がもこもこしているので、丸をたくさん押せばそれらしく見えるからです。うまく描けなくても成立する、という点で、龍や蛇より圧倒的にやさしい年にあたります。

手のひら1つでひつじにする

手形を指が下になる向きに押すと、4本の指がそのまま4本の足になります。親指は、押す前に手のひら側へ軽くたたんでおくと、体の線の中に収まります。手のひらのふくらんだ部分が体で、そこから少しずらして小さな丸をひとつ押し足せば顔です。もこもこした毛は、体の輪郭に沿って指先で小さな丸をいくつも押し足すだけで表せます。1歳台なら、この毛の部分だけを担当してもらうこともできます。

白い紙に白いひつじをどう見せるか

ひつじを白で押すと、はがきの地色に沈んで見えなくなります。いちばんかんたんなのは、体をうすい色(クリーム色や灰色)にして、顔と足を濃い色にする方法です。1枚のはがきで色を2つしか使わないと決めると、子どもも迷いません。どうしても白いひつじにしたい場合は、先にうすい水色で背景を押して半日おいて乾かし、それから白を重ねることになります。乾かす時間が2回ぶん必要なので、日程に余裕がある年だけにしてください。

干支にこだわらなくてもいい

干支の動物は年賀状の定番ですが、必ず入れなければいけないものではありません。梅の花、初日の出、雪、鏡もち、富士山も新年らしいモチーフです。子どもが「ひつじ、やだ」と言うなら、丸を5つ押して梅の花にするほうが、結果としてきれいな1枚になります。この記事の12のアイデアのうち、ひつじを主役にしているのは3つだけです。残りの9つは干支を使わずに作れます。

なお、2027年用の年賀はがきそのものにも、券種によってはひつじが描かれています。ただしどの券種にも羊がいるわけではありません。日本郵便の発行概要によると、無地のタイプは「料額印面は、冠雪した富士山と雪持ち南天のイメージ、消印部分に三日月のイメージ、くじ部分に早咲き桜のイメージを描き、雪月花を表現しました」とされていて、羊は出てきません。インクジェットのタイプは「料額印面は羊が手芸の羊毛フェルトを楽しんでいる様子」。寄付金付絵入り(全国版)は「全国版の料額印面および通信面には宝袋を載せた松竹梅文様の羊の置物を描いています」とされ、さらに「あて名面には全部で3か所、『ひつじ』の文字が隠れています」。ただし絵入りのタイプは、子どもが絵をのせる通信面にイラストが入っているぶん、使える面が狭くなります。作る面を広く使いたいなら無地かインクジェットを選び、絵入りを買った場合は、あて名面に隠れた「ひつじ」を3か所探すところを年賀状づくりの導入にするといいかもしれません。


どのはがきに作るか|大きさと重さの決まり

意外とほかの記事にあまり書かれていないのが、そもそもどの紙に作るかです。ここを決めないまま画用紙で作りはじめると、最後に「これ、このまま出せるの?」という問題が残ります。

おすすめ 市販の年賀はがきに直接つくる

郵便局などで売っている年賀はがきに、そのまま手形やシールをのせる方法です。料金の切手がすでに印刷されていて、お年玉のくじ番号も付いています。日本郵便によると「年賀はがき(お年玉付郵便はがき)」は「例年11月頃に発行しています」。2027年用は2026年11月2日(月)から販売されます。表面がつるつるした「インクジェット紙」のタイプもありますが、水彩絵の具やスタンプ台のインクを使うなら、乾きの早い無地のタイプのほうが扱いやすいです。

自分ではがきを作る場合は規格を確認する

日本郵便は「はがきは所定の規格内において私製することができますが、その規格を超えるものは第一種郵便物の扱いとなります」としています。つまり画用紙で自作すること自体はできますが、規格を外れると手紙の料金になります。通常はがきの重さは「2g〜6g」、形は「長方形の紙に限ります」。料金は「全国一律で1通85円」です。大きさについては、日本郵便のQ&Aに「はがきの最大サイズは15.4×10.7cmですので、このサイズを超える場合は85円で送ることができません」「窓口で販売しているはがきのサイズは14.8×10cmです」とあります。切手を貼る手間もかかるので、子どもと作るなら市販の年賀はがきに直接つくるのが確実です。

貼れるものを決めているのは、重さと厚みの2つ

規格が2g〜6gということは、はがき本体の重さを引くと、貼り足せるのはせいぜい数グラムぶんということです。ただし、貼るものによって効いてくる制約が違います。重さで引っかかるのは、フェルト、ビーズ、リボン、押し花のように素材そのものが重いものです。これは使いません。一方、丸シールや折り紙のような紙は軽いので、問題になるのは重さより厚みのほうです。年賀状はほかの郵便物と重ねて運ばれるので、厚みが出ると角がめくれたり、下の1枚に跡が残ったりします。丸シールやちぎった紙片はいくつ使っても平らなままですが、折り紙を1枚まるごと折って貼るとかさが出るので、1つまでに抑えます。ぷっくりした立体シールも同じ理由で使いません。貼るものは「紙でできていて、平ら」を基準にすると、ほぼ迷わなくなります。それでも重さが心配なときは、郵便局の窓口で確かめてもらうのが確実です(家庭用のはかりは1g刻みのものが多く、数グラムの差は測りにくいためです)。


インクと絵の具の選び方|肌に押すものと紙に描くもの

作るアイデアが決まっても、最後まで決まらないのが何で色をつけるかです。実際につまずくのもここです。色をつけるものは、肌に押すものと、紙に描くもので分けて考えると、選ぶのがかんたんになります。

肌に押すもの|落ちやすさで選ぶ

手形や指スタンプのように、手に直接つけるものです。ここは発色より落ちやすさを優先します。手形用として売られているスタンプパッドには「水洗いや濡れたティッシュ等で簡単に洗い落とせます」のように、落とし方が書かれています。水彩絵の具でも手形は取れますが、手のしわに入り込むと落とすのに時間がかかり、その間に子どもが顔や服をさわってしまいます。金や銀の色は油性のものが多いので、肌に直接つけるのには向きません。肌が弱い子は、腕の内側などで少し試してから使ってください。

紙に描くもの|乾きの早さで選ぶ

野菜スタンプ、はじき絵、ステンシルのように、紙の上だけで色を使うものです。ここは水彩絵の具で十分ですが、水の量だけ気をつけます。薄すぎるとはがきが波打ち、濃すぎると厚く盛り上がって乾きません。紙皿に出して、ヨーグルトくらいのとろみにするのが目安です。ただし、はじき絵とスパッタリングは例外です。はじき絵はクレヨンの油分ではじかせるために、水を多めにしてさらさらの状態で全面に塗ります。スパッタリングも、霧のように飛ばすので少しゆるめに溶きます。そのぶんはがきが波打ちやすいので、乾いてから本などの重しをのせて一晩置いて平らに戻します。一方、クレヨンやサインペンで書くだけの工程(名前とあいさつを書くところ)は乾かす時間がいらないので、その日のうちに仕上げたい日の味方になります。ただし、押したスタンプの上に顔を描き足す場合は、下のインクが乾いてからになります。

もうひとつ、郵便で運ばれることを見込んで選ぶという視点もあります。年賀状はほかの郵便物と重ねて運ばれるので、乾ききっていない面や厚く盛り上がった部分は、重なった相手の面に色が移ることがあります。厚く塗らない、色をのせる面積を小さくする、という2つを守っておくと安心です。全面を塗るはじき絵だけは例外ですが、そのぶん薄く塗り、乾かす時間をほかより長めにとってください。出す前に、はがきの余白を指の腹で軽くこすって、指に色がつかないことを確かめてください。

どちらにも共通 押したら半日〜1日は動かさない

インクでも絵の具でも、色をのせたあとは半日から1日、動かさずに平らな場所で乾かします。厚く盛ったところほど、表面が乾いても中が乾いていません。乾ききる前に重ねると、下のはがきの裏面に色が移ります。並べ方と置き場所の決め方は、作ったあとにやることでまとめて説明します。

💡 手形を動物に見立てる遊びそのものは、年賀状でなくても楽しめます。祖父母へのプレゼントとして作るなら → 敬老の日に孫から手作りプレゼント|動物ブロック&手形アートの作り方ガイド もどうぞ。


そろえておきたい道具

この記事の12のアイデアで使うものは、ほとんどが家にあるものです。綿棒、脱脂綿、ガーゼ、輪ゴム、折り紙、のり、水彩絵の具、紙皿、筆を洗う水のコップ、食器用スポンジ、古い歯ブラシ、茶こし、えんぴつ、サインペン、ぬれタオル(またはおしりふき)、新聞紙、キッチンペーパー——このあたりは買い足す必要がありません。切らしがちなのは3つです。ステンシルとスパッタリングに使う型紙用の画用紙、はじき絵に使う太めの筆、そして折り紙のひつじに使う7.5cmの小さい折り紙(家にあるのはたいてい15cmです)。やる予定のものがあれば、前の日までに手元にあるか見ておいてください。買っておくと年賀状づくりが目に見えてラクになるのは、次の3つです。押すもの・貼るもの・描くものがひとつずつ、という並びになっています。

シャチハタ 手形スタンプパッド PalmColors ももいろ HPS-A/H-P 年賀状 手形 スタンプ 1歳

手や指に押すインク

シャチハタ 手形スタンプパッド PalmColors ももいろ HPS-A/H-P

シャチハタ(Shachihata) / ¥621

📅 使いはじめの目安: 0歳ごろ〜(メーカーの対象年齢表記はありません)

手形や足形を紙に押すための専用スタンプパッドです。メーカーは「インキは肌にやさしく、水洗いや濡れたティッシュ等で簡単に洗い落とせます」と説明していて、押したあとすぐ拭き取れるので、はがきを何枚も続けて作る日に向いています。メーカーは「強く握った子供の手でも、開いてインキが塗布できる『傾斜型ヒンジ』構造」としていて、握りこんだ手を大人が開かせたまま、パッドのほうを手に当てて色をつけられます。手をパッドに押しつけなくていいぶん、1歳台でも開いた状態を保ったままインクをのせられます。インクは水性顔料系で「にじみが少なく色鮮やかな発色」とされ、約50回ぶんの手形が取れます。Amazonでは3,959件のレビューで評価4.4です。

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Hybsk カラーラベル 丸型 1000片入り 丸シール 20mm 50シート 10色ラベル 書類袋のオフィス用品オフィス用 シール 丸 (10色) 年賀状 丸シール 製作 1歳-2歳

貼って飾るもの

Hybsk カラーラベル 丸型 1000片入り 丸シール 20mm 50シート 10色ラベル 書類袋のオフィス用品オフィス用 シール 丸 (10色)

Hybsk / ¥559

📅 使いはじめの目安: 1歳ごろ〜(メーカーの対象年齢表記はありません)

直径20mmの丸いラベルシールが10色・1,000片入ったものです。もとは書類を色分けするためのオフィス用品ですが、素材が銅版紙で厚みがほとんどなく、はがきに何枚貼っても重さがほとんど増えないので、年賀状づくりに使いやすいシールです。20mmは1歳台の指でもつまめる大きさで、はがして貼るという工程だけで1枚が仕上がります。Amazonでは66件のレビューで評価4.1です。3歳未満の子と使うときは、使う分だけを手元に出してください。

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紙に描くもの

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くもん出版 / ¥808

📅 対象年齢: 2歳〜(メーカー表記)

断面が三角形の、少し太めのクレヨン14色セットです。メーカーは「はじめて鉛筆やクレヨンを持つお子さまが、自然に正しいにぎりかたができる」「紙を巻いていないのでそのまま使えて、手がよごれにくく、じょうぶで折れにくい」と説明しています。はがきは面積が小さくて力が一点にかかりやすいので、折れにくいことがそのまま使いやすさになります。紙を巻き直す手間がないぶん、子どもが自分で色を選んで手に取れます。Amazonでは132件のレビューで評価4.6です。

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💡 野菜スタンプに使う野菜(れんこん・オクラ・ピーマン)は、前の日の夕食のついでに切ったものを使えば十分です。工作のためだけに買う必要はありません。


1歳-2歳の年賀状|押すと貼るだけでできる4つ

この時期は、手のひら全体でつかむ・押す・はがすといった大きな動きが中心です。だから押すか貼るかのどちらかだけで1枚が完成する形にします。ここから紹介する12のアイデアには、子どもが刃物を使う工程がひとつもありません。包丁とカッターを使うものは大人が前の日までに済ませておきます。この帯で大人が前もってやるのは、色を溶くことと道具を作ることだけ(③と④)。①と②は下ごしらえがいらないかわりに、押すあいだ・渡すあいだだけ手を添えます。なお、ここで使う丸シール・輪ゴム・脱脂綿は3歳未満には誤飲の危険があり、綿棒は口に入れたまま転ぶとのどを突く危険があります。使う分だけを手元に出す進め方を安全に楽しむためのポイントにまとめてあるので、始める前に目を通してください。

① 手形のひつじ

子どもがやること: 手を紙に下ろす/大人がやること: 親指をたたんで手を開いた状態に支える・インクをつける・はがきを押さえる・手の甲側から軽く押さえる・すぐ拭く

手形を指が下になる向きに押して、ひつじにします。この年齢はまだ手を握りこんでしまうので、大人が親指をたたんで4本の指を広げた状態に支え、そこに色をつけます。そこから子どもがはがきに手を下ろします。下りたら大人が、手の甲側から指のつけ根、手のひらの中央、指先の順に軽く押さえると、かすれにくくなります。はがきは大人がもう片方の手で押さえておきます。ひつじの顔は、乾いてから大人がペンで描き足しても構いません。歩きはじめる前の下の子がいるなら、足形も同じ要領で押せます。足形は手形より輪郭が丸いので、指を上に向けて押すと、そのままひつじの顔にも見えます。

🧰 準備するもの:年賀はがき/手形用のスタンプパッド/ぬれタオルかおしりふき/新聞紙/ペン(顔を描き足す場合)

🧹 片付けのコツ:押し終わったらその場で手を拭きます。ぬれタオルはテーブルの上、子どもの手が届く位置に置いておくと、拭くまでの数秒が短くなります。

🌱 手のひら全体に色や紙の感触を受け取る経験が、自分の体の形に気づくきっかけになります。

② 丸シールの鏡もち

子どもがやること: シールをはがして貼る/大人がやること: 台紙から少し浮かせて渡す

直径20mmの丸シールを2枚、少しずらして縦に重ねると鏡もちになります。同じ大きさのシールなので本物のような大小の差はつきませんが、いちばん上にオレンジ色を1枚のせるとみかんに見えます。この年齢は台紙からシールをはがすのがまだ難しいので、大人が端を少し起こしてから渡します。位置がずれても、鏡もちは多少いびつなほうが手作りらしく見えます。同じ要領で、丸を5つ円形に並べれば梅の花、たくさん重ねればひつじの毛にもなります。

🧰 準備するもの:年賀はがき/丸シール(20mm)

🧹 片付けのコツ:はがしたあとの台紙をその場でまとめるかごを1つ出しておくと、床に散らばりません。

🌱 指先でつまんではがす動きと、置きたい場所に手を運ぶ力が育ちます。

③ 綿棒スタンプの梅の花

子どもがやること: 綿棒で点を押す/大人がやること: 絵の具を紙皿に溶く・綿棒を色の数だけ輪ゴムで束ねる

綿棒を5本、輪ゴムで束ねて先をそろえると、一度押すだけで5つの点が円形に並び、梅の花になります。1本ずつ押すより形が崩れません。ピンクと濃いピンク(または赤)の2色を用意して、はがきの隅に3〜4か所押せば、それだけで新年らしい紙面になります。束をほどかずに、別の綿棒を1本そのまま使えば、ひつじの毛にもなります。雪にするなら、④と同じくうすい水色を1色足してください。

🧰 準備するもの:年賀はがき/綿棒/輪ゴム/水彩絵の具/紙皿/新聞紙

🧹 片付けのコツ:綿棒は洗えないので、色ごとに1束ずつ作っておくと、途中で洗う工程がなくなります。使い終わったらそのまま捨てられますし、紙皿を使えば片付けは皿を折りたたんで捨てるだけです。

🌱 押す力を加減する感覚と、同じ動きを繰り返して模様にする楽しさが育ちます。

④ タンポでぽんぽん雪

子どもがやること: タンポを持って押す/大人がやること: タンポを作る(ガーゼで綿を包んで輪ゴムで留める)・絵の具をうすい色(水色か灰色)に混ぜる

丸めた脱脂綿をガーゼで包み、輪ゴムで留めたものがタンポです。絵の具をつけて押すと、輪郭のぼやけたやわらかい丸になります。うすい水色で押せば雪、うすい灰色で押せばひつじの毛のかたまりです。白い絵の具ははがきの地色に沈んで見えなくなるので、この帯では使いません。にぎって押すだけなので、筆やクレヨンをまだ持てない子でも使えます。大きさの違うタンポを2つ作っておくと、大きい雪と小さい雪が描けます。

🧰 準備するもの:年賀はがき/脱脂綿/ガーゼ/輪ゴム/水彩絵の具/紙皿/新聞紙

🧹 片付けのコツ:タンポは洗わずそのまま捨てます。色ごとに1つずつ作っておくと、途中で洗う工程がなくなります。

🌱 やわらかいものを握って力を伝える動きと、色が広がる様子を目で追う力が育ちます。

💡 押した形やシールの丸を動物に見立てる——その見立てをそのまま絵にした子ども服もあります → RAMÜNEの秋冬の長袖アイテムを見る


3歳-4歳の年賀状|色と形を自分で決める4つ

3歳を過ぎると、どの色にするか、どこに置くかを自分で決めるようになります。押すだけの遊びから、選んで組み立てる遊びに変わる時期です。ここでも子どもが刃物を使う工程はありません。野菜を切るのは大人で、前の日の夕食のついでに済ませておきます。

⑤ 指スタンプの家族

子どもがやること: 指を1本ずつ押す・顔を描き足す/大人がやること: 指にインクをつける・拭く

人さし指の先だけにインクをつけて、縦に3つ並べて押します。上からお父さん・お母さん・自分、というふうに家族にしてもいいですし、丸を並べてゆきだるまにもできます。押した丸にサインペンかクレヨンで目と口を描き足すと、急に生きものらしくなります。指スタンプの丸は1cmあまりなので、細く描けるもののほうが顔を入れやすいです。この「描き足す」ところが、3歳台がいちばん楽しむ工程です。指1本なら手形より汚れる範囲が小さいので、枚数を作るときはこちらのほうが進みます。

🧰 準備するもの:年賀はがき/手形用のスタンプパッド/サインペンかクレヨン/ぬれタオル/新聞紙

🧹 片付けのコツ:顔を描き足すのは、インクが乾いてからにします。その日の作業は押すところまでと決めておくと、片付けが一度で済みます。

🌱 指先だけを使い分ける動きと、丸を人や動物に見立てる想像力が育ちます。

⑥ 野菜スタンプ

子どもがやること: 野菜を押す・色を選ぶ/大人がやること: 野菜を切る(包丁)・切り口の水気をふく(切った直後と押す直前)・絵の具を紙皿に溶く

れんこんを輪切りにすると穴の開いた花のような形に、オクラを輪切りにすると星形に、ピーマンを横に切ると三つ葉のような形になります。切るのは大人の仕事です。切ったあとと押す直前の2回、切り口の水気をしっかりふき取ってください。前の日に切って冷蔵庫に入れておくと、切り口に水が戻ってきます。水が残っていると絵の具が薄まって、押した形がにじみます。絵の具は紙皿に出して、切り口を軽くつけてから押します。野菜は持ち手の部分を残して切ると、子どもが自分でつかめます。

🧰 準備するもの:年賀はがき/れんこん・オクラ・ピーマンなど/水彩絵の具/紙皿/キッチンペーパー/新聞紙

🧹 片付けのコツ:使い終わった野菜は絵の具がついているので食べずに処分します。切ってから一晩置くので、ラップをかけて冷蔵庫に入れておいてください。

🌱 身近な食べものの断面に模様があると気づく経験は、観察する力の入り口になります。

⑦ ちぎり絵のひつじ

子どもがやること: 折り紙を手でちぎる・のりで貼る/大人がやること: 下絵の輪郭を薄く描く

クリーム色やうすい灰色の折り紙を手で小さくちぎって、ひつじの体の形にのりで貼っていきます。はさみを使わず手でちぎるので、縁がぎざぎざになり、それがそのまま毛のもこもこに見えます。大人は先に、はがきにひつじの体の輪郭をえんぴつで薄く描いておきます。輪郭の中を埋めるという目標があると、3歳台でも最後まで集中できます。顔と足は、濃い色の折り紙を別にちぎって貼ります。

🧰 準備するもの:年賀はがき/折り紙/のり/えんぴつ

🧹 片付けのコツ:ちぎった紙はトレーや箱のふたの中で作業すると、床に落ちません。余った紙片は次の1枚にそのまま使えます。

🌱 両手を別々に動かして紙をちぎる動きは、はさみを使う前の手の準備になります。

⑧ はじき絵の初日の出

子どもがやること: クレヨンで描く・上から絵の具を塗る/大人がやること: 絵の具を水で薄める

はがきにクレヨンで太陽や山を描いてから、その上から水で薄めた絵の具を全面に塗ります。クレヨンの油分が水をはじくので、描いた線だけが浮かび上がります。薄く塗るのがコツで、絵の具が濃いとクレヨンの上にも色が乗ってしまいます。子どもにとっては、塗ったそばから自分の描いた線が出てくるのが面白いところです。絵の具はオレンジや赤にすると、朝焼けらしくなります。

🧰 準備するもの:年賀はがき/クレヨン/水彩絵の具/太めの筆/筆を洗う水/紙皿/新聞紙

🧹 片付けのコツ:はがきの外まで筆が出るので、下に新聞紙を敷いておきます。全面がぬれるのではがきが波打ちますが、乾いてから本などの重しをのせて一晩置けば平らに戻ります。乾きが遅いぶん、この技法は出す日の数日前までに済ませてください。

🌱 油と水がまざらないという性質を、手を動かしながら実感できます。


5歳-6歳の年賀状|型・折り・文字で仕上げる4つ

この時期になると、道具をひとつ挟んで色をつけるという手順を理解して動けるようになります。型紙を押さえたまま別の手でたたく、といった両手の分担もできます。折り方を一度見て自分の手で再現できるようになるのも、自分の名前を書ける子が出てくるのも、この時期からです。ここでも型紙を切るのは大人です。カッターを使う工程は前の日までに終わらせておきます。

⑨ ステンシルの富士山

子どもがやること: 型紙を押さえる・スポンジでたたく/大人がやること: 型紙を切る(カッター)・絵の具を紙皿に溶く

画用紙を富士山の形にくりぬいた型紙をはがきにのせ、上から絵の具をつけたスポンジでたたきます。型紙を外すと、輪郭のはっきりした富士山が残ります。絵の具は少なめに、スポンジは横に動かさず真上からたたくのがコツです。すべらせると型紙の下に絵の具が入り込んでにじみます。型紙は1枚あれば何枚でも使えるので、枚数を作る年に向いています。ひつじの形の型紙にしても、もちろん構いません。

🧰 準備するもの:年賀はがき/画用紙(型紙用)/食器用スポンジ/水彩絵の具/紙皿/新聞紙

🧹 片付けのコツ:型紙は裏に絵の具がつくので、使い終わったら新聞紙の上に置きます。乾かせば次の日も使えます。

🌱 片手で押さえながらもう片方の手を動かす、両手の役割分担が育ちます。

⑩ スパッタリングの雪

子どもがやること: 歯ブラシで網をこする/大人がやること: 茶こしをはがきの上にかざして持つ・型紙を切る(カッター)・絵の具をゆるめに溶く・新聞紙で周りを養生する

大人がはがきの上に茶こしをかざし、子どもが絵の具をつけた古い歯ブラシで網をこすると、細かい絵の具が霧のように落ちて雪になります。絵の具はほかの技法より少しゆるめに溶き、色はうすい水色か灰色にします(白ははがきの地色に沈みます)。両手がふさがる作業なので、ここは2人でやるアイデアです。型紙を置いてからこすれば、型紙の形だけが白く抜けます。細かい粒が広い範囲に飛ぶので、はがきは子どもの顔の高さより下に置き、上からのぞき込まないようにしてください。こする向きは、自分の体から遠ざかる側にします。大人は子どもの真向かいではなく、となりから茶こしを持ち、飛ぶ側に顔を出さないようにしてください。テーブル全体に新聞紙を敷いてから始めると、片付けが一度で済みます。

🧰 準備するもの:年賀はがき/茶こしか目の細かい網/古い歯ブラシ/水彩絵の具/紙皿/新聞紙/画用紙(型紙用)

🧹 片付けのコツ:歯ブラシは使い捨てにします。敷いた新聞紙ごと丸めて捨てれば、テーブルを拭く手間もありません。細かい粒でもはがきは少し波打つので、乾いてからはじき絵と同じように本などの重しをのせて一晩置くと平らに戻ります。

🌱 力の加減で粒の細かさが変わることに気づき、手加減を試す面白さが育ちます。

⑪ 折り紙のひつじを貼る

子どもがやること: 折る・耳をちぎる・貼る/大人がやること: 折り方を隣で1回見せる

使うのは7.5cmの折り紙です。よくある15cmのもので折ると、できあがりがはがきの短辺(10cm)をはみ出してしまうので、小さいサイズを用意してください。三角に2回折って開き、真ん中の点を出します。4つの角を中心に合わせて折ります(座布団折り)。ここでできた新しい4つの角を、今度は中心まで折り切らず、角の先から1cmあまりのところで内側に折ります。辺が8つになって、丸みのある顔の形になります。中心まで折ってしまうと、また四角に戻ってしまうので、この止めるところだけが難しいポイントです。耳は、別の折り紙を細長くちぎって2つ貼ります(ここもはさみは使いません)。目と鼻を描けばできあがり。できあがりは差し渡し5〜6cmほどになります。折ったものをはがきに貼るので、平らに折れているか、はがきの中に収まるかを確かめてください。はがきに貼る折ったひつじは、1枚につき1つまでにします(ちぎった耳のような平らな紙片は何枚でも構いません。かさが出るとほかの郵便物と重なったときにめくれやすくなるためで、理由ははがきの決まりのところに書いたとおりです)。折り方そのものをもっと知りたい場合は → 節分の折り紙で鬼を作ろう|幼児でも簡単な鬼・おたふく・豆入れの折り方 も参考になります。

🧰 準備するもの:年賀はがき/折り紙(7.5cmの小さいサイズ)/のり/ペン

🧹 片付けのコツ:折り損じた紙は、⑦のちぎり絵用にとっておけます。捨てる前に1枚箱に入れておくと次に使えます。

🌱 手順を覚えて自分の手で再現する力と、角をそろえて折る集中が育ちます。

⑫ 名前とあいさつを書く

子どもがやること: 文字を書く/大人がやること: 薄い下書きの線を引く

自分の名前だけでも、書いてあるとその1枚の意味が変わります。まっすぐ書けるように、大人がえんぴつで薄く横線を1本引いておきます。「あけましておめでとう」は文字数が多いので、まずは名前から、余裕があれば「ことしもよろしく」を足す、という順番にします。書き間違えても、上から丸シールを貼って隠せます。字がまだ難しい子は、名前のところに手形や指スタンプを押せば、それが署名がわりになります。なお、年賀状のあいさつ文には句読点を打たない、という習わしがあります。大人が添える1行を書くときも「ことしもよろしくおねがいします」のように点や丸を入れずに書くと、形が整います。

🧰 準備するもの:年賀はがき/えんぴつ/クレヨンかサインペン/丸シール

🧹 片付けのコツ:下書きの線は、書いたあと消しゴムで消すと紙が毛羽立ちます。最初から薄く引いて、そのまま残すほうがきれいです。

🌱 相手に向けて言葉を書くという経験が、文字を書く意味の理解につながります。


乾かす・宛名を書く|作ったあとにやること

絵ができたら終わりではありません。年賀状は人に届くものなので、乾かす・宛名を書く・確認するという3つが残っています。ここを子どもと分担しておくと、最後まで自分が作った1枚だという気持ちが続きます。

乾かす|重ねずに、平らな場所で半日〜1日

できあがったはがきは、重ねずに1枚ずつ並べて乾かします。10枚作るなら10枚分の場所がいるので、新聞紙を広げられる場所を先に決めておいてください。子どもがさわれない高さに置くのがいちばん安全です。全面に絵の具を塗ったもの(はじき絵)は、ほかより乾きが遅いので、いちばん先に作っておくと段取りがよくなります。

宛名を書く|子どもが担当できるのは名前の1行

住所は大人が書きます。宛名も、読み間違いがあると届かないので大人が書くほうが確実です。そのかわり、裏面の自分の名前と、表面のいちばん下にある差出人の名前のところは、書ける子なら任せられます。ここが子どもの担当だと決まっていると、「全部やってもらった年賀状」になりません。

出す前に見るところ

絵の具やのりが完全に乾いているか、貼ったものの端がめくれていないか、この2つを指でなぞって確かめます。めくれているシールは、上から指で押さえ直すか、透明なテープを小さく切って留めます。重いものを貼ってしまって心配なときは、出す前に郵便局の窓口で確かめてもらえます。ここまで済めば、あとは出す日を待つだけです。


投函までの逆算|2027年用は12月27日が目安

2027年(令和9年)用の年賀状は、日程が前の年から変わりました。日本郵便が2026年8月31日に出した発表によると、これまで12月25日とされていた「元日に届けるための差出日の目安」が、12月27日(日)に繰り下がります。引受の開始日も12月15日から12月20日(日)に変わります。去年までの感覚で調べると古い日付が出てくるので、ここは新しい日付で覚えておいてください。

子どもと作る年賀状は、大人が印刷するのと違って作るのに日数がかかります。1日2〜3枚として、10枚なら4〜5日。そこに乾かす時間が加わります。この日程を頭に入れて、スケジュールを逆算しておきましょう。

11月2日(月) 年賀はがきの販売開始

2027年用の年賀はがきは、2026年11月2日(月)から販売されます。同じ日に「郵便年賀.jp」の2027年用サイトも公開予定で、テンプレートやデザインソフトが使えるようになります。日本郵便は、子ども向けに「人気キャラクターなどの『ぬりえ年賀』」を用意するとしています。自分で描くのが難しい年齢の子には、ぬりえの年賀状という選択肢もあるということです。

11月中 何枚出すかを決めて、予備を足して買う

出す相手を紙に書き出して枚数を数え、そこに予備を5枚ほど足します。子どもと作る以上、失敗する枚数を最初から見込んでおくのが精神衛生上いちばんです。無地・インクジェット紙・寄付金付絵入りのどれにするかも、この時点で決めておきます(絵をのせられる面の広さの違いは未年のひつじの描き方のところに書いたとおりです)。

11月下旬〜12月中旬 作る(1日2〜3枚)

絵をつける作業を数日に分けて進めます。全面を塗るはじき絵は乾きが遅いので先に、シール貼りのように乾かす必要がないものは後に回すと、場所のやりくりがラクになります。乾いたものから宛名を書いて、輪ゴムでまとめておきます。ただし、出すのは12月20日からです。できあがった順にポストへ入れると、年賀状ではなく普通の郵便として年内に届いてしまいます。

12月20日(日) 年賀状の引受開始

この日から、年賀状として預かってもらえるようになります(2027年用から、前年の12月15日より繰り下がりました)。早く出しすぎるのは禁物です。日本郵便は「引受開始前(2026年12月19日(土)以前)に差し出された年賀状は、通常郵便の標準送達日数にて年内にお届けすることになりますので、ご注意ください」としています。作り終わっても、投函は12月20日まで待ってください。ポストには年賀状専用の投入口があります。日本郵便は「郵便局において仕分けをする際に、普通の郵便物の中に年賀状が混入していないか確認しています。ただし、より早く確実にお届けするためにも、年賀状専用の投入口へお出しください」としています。子どもと一緒に出しに行くなら、投入口を探すところも役割にできます。

12月27日(日) 元日に届けるための差出日の目安

2027年用から、元日に届けるための差出日の目安は12月27日(日)です(前年は12月25日でした)。つまり投函するのは12月20日(日)から12月27日(日)までの8日間ということになります。それより前に出すと年内に配達され、それより後だと元日に間に合わないおそれがあります。なお、三が日のうち年賀状が配達されるのは元日と1月3日で、日本郵便は「1月3日は日曜日ですが、年賀郵便物及び普通扱いとする郵便物等の配達を行います」としています。

年明け 届いた年賀状への返事

思いがけない相手から届いたときのために、予備を数枚残しておくと安心です。2027年用の年賀はがきは、販売終了日が1月15日(金)まで延びました(前年は1月10日ごろ)。返事のぶんが足りなくなっても、年明けに買い足せます。返事に出す数枚こそ、子どもの手形を押すのにちょうどいい枚数です。

💡 ここに挙げた日付は、日本郵便が2026年8月31日に公表した「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」に基づいています。年末までに案内が更新されることもあるので、出す直前に日本郵便の公式サイトで確認してください。


親子で年賀状を作る意味

年賀状は、工作の中でもめずらしく「相手がいる作品」です。子どもにとっては、知っている人に自分から何かを届ける、はじめての経験になります。日本郵便も年賀状を「日本の大切な伝統文化です」と位置づけています。

出来ばえがどうであれ、去年の1枚と並べれば手の大きさの変化がそのまま残ります。毎年つくること自体が、成長の記録になっていきます。手形を1枚残しておくと、5年後に見返したときにいちばん効いてくるのはそこです。


まとめ|12アイデアの年齢別早見表

この記事で紹介したアイデアを、年齢帯と担当する工程でまとめました。どれを選んでも、子どもが刃物を使う工程はありません。

アイデア 年齢帯 子どもがやること 大人がやること
① 手形のひつじ 1歳-2歳 手を紙に下ろす 親指をたたんで手を開いた状態に支える・インクをつける・はがきを押さえる・手の甲側から軽く押さえる・すぐ拭く
② 丸シールの鏡もち 1歳-2歳 シールをはがして貼る 台紙から少し浮かせて渡す
③ 綿棒スタンプの梅の花 1歳-2歳 綿棒で点を押す 絵の具を紙皿に溶く・綿棒を色の数だけ輪ゴムで束ねる
④ タンポでぽんぽん雪 1歳-2歳 タンポを持って押す タンポを作る(ガーゼで綿を包んで輪ゴムで留める)・絵の具をうすい色(水色か灰色)に混ぜる
⑤ 指スタンプの家族 3歳-4歳 指を1本ずつ押す・顔を描き足す 指にインクをつける・拭く
⑥ 野菜スタンプ 3歳-4歳 野菜を押す・色を選ぶ 野菜を切る(包丁)・切り口の水気をふく(切った直後と押す直前)・絵の具を紙皿に溶く
⑦ ちぎり絵のひつじ 3歳-4歳 折り紙を手でちぎる・のりで貼る 下絵の輪郭を薄く描く
⑧ はじき絵の初日の出 3歳-4歳 クレヨンで描く・上から絵の具を塗る 絵の具を水で薄める
⑨ ステンシルの富士山 5歳-6歳 型紙を押さえる・スポンジでたたく 型紙を切る(カッター)・絵の具を紙皿に溶く
⑩ スパッタリングの雪 5歳-6歳 歯ブラシで網をこする 茶こしをはがきの上にかざして持つ・型紙を切る(カッター)・絵の具をゆるめに溶く・新聞紙で周りを養生する
⑪ 折り紙のひつじを貼る 5歳-6歳 折る・耳をちぎる・貼る 折り方を隣で1回見せる
⑫ 名前とあいさつを書く 5歳-6歳 文字を書く 薄い下書きの線を引く

※ 年齢帯は目安です。きょうだいで一緒に作るなら、上の子が型紙を押さえて下の子がたたく、というように、ひとつのアイデアの中で工程を分けることもできます。

💡 このあとに、当日の決めごとと安全面、よくある質問が続きます。


年賀状づくりの日に決めておく3つ

相手がいる作品だからこそ、つい口を出したくなるのも年賀状です。作る前に大人の側でこの3つの線引きをしておくと、途中で口を出さずに済みます。

きれいに仕上げる係は、大人ではなく紙に任せる

位置がずれた、色がはみ出した——そのほとんどは、受け取る側から見れば手作りらしさです。直したくなったら、上から手を加えるのではなく、次の1枚に進みます。予備を多めに買っておくのは、このためでもあります。

「誰に出すか」を先に話しておく

おじいちゃんに出す、先生に出す、と相手が決まっていると、子どもの手の動きが変わります。作りはじめる前に写真を見せながら相手の話をすると、押す場所を選ぶときの真剣さが違ってきます。1枚ずつ相手を決めて作るのが、いちばん集中が続く進め方です。

終わりを大人が決める

「今日はここまで」と先に言っておきます。飽きるまでやらせると、最後の数枚が雑になり、その日の終わりの印象も悪くなります。2〜3枚で切り上げて、次の日また出してくるほうが、子どもも「またやりたい」と言います。


安全に楽しむためのポイント

年賀状づくりで使うものは、家にある身近なものばかりですが、小さい子と一緒に使うときに気をつけたい点が4つあります。

⚠️ 小さなものの誤飲

直径3.9cm(トイレットペーパーの芯を通り抜けるサイズ)より小さいものは、3歳未満のお子さんには誤飲の危険があります。20mmの丸シール、ちぎった折り紙の紙片、輪ゴム、脱脂綿は、すべてこの大きさより小さいものです。まだ口に運ぶ時期の子と作るときは、使う分だけを手元に出し、残りは箱にしまっておいてください。綿棒は、飲み込むというより、口に入れたまま転んでのどを突くほうが起きやすい事故です。理由は違いますが、こちらも手元に出しっぱなしにしないでください。

⚠️ 包丁とカッターは大人が前の日までに

この記事の12のアイデアに、子どもが刃物を使う工程はありません。野菜を切る包丁と、型紙を切るカッターは大人の担当です。作業をする日に子どものそばで使うのではなく、前の日までに済ませて、刃物は子どもの手が届かない場所にしまってから始めてください。

⚠️ インクと絵の具が肌に残る・目に入る

手に直接つけるものは、水洗いで落とせると書かれたものを選び、押し終わったらその場で拭き取ります。肌が弱い子は、目立たないところで少し試してから使ってください。スパッタリングは細かい絵の具が飛ぶので、はがきを子どもの顔の高さより下に置き、子どもも大人も上からのぞき込まないようにします。

⚠️ 絵の具の水と飲み物を並べない

筆を洗う水のコップと、子どもの飲み物のコップが同じテーブルに並んでいると、取り違えが起きます。飲み物はテーブルに出さないか、色のはっきり違う容器にしてください。作業が終わったら、手を洗ってからおやつにします。

参考: 消費者庁 / 日本小児科学会


遊びをそのまま絵にした服|RAMÜNE

このブログはRAMÜNE(ラミューネ)が運営しています。つみきを組み合わせる、おりがみを折る、マスキングテープを貼る、風船をひねる——どれも子どもが手を動かしてつくる遊びです。その形をそのままアートとして描いた、1〜6歳の男の子向けのキッズ服ブランドです。手形やちぎった紙を動物に見立てるこの記事のアイデアと、発想がそのまま重なります。マスキングテープの1枚は、記事のはじめに紹介したTAPE TRAIN [RED]です。ここでは残りの3つ、おりがみ・つみき・風船から1枚ずつ紹介します。冒頭の1枚とあわせて、年賀状をつくる季節に合わせた長袖が4枚そろいます。価格は¥2,650〜¥4,250、長袖Tシャツはサイズ80〜110cm、スウェットシャツは90〜110cmです。

RAMÜNE ORIGAMI CAR [CREAM] 年賀状 ちぎり絵 折り紙 3歳-6歳

RAMÜNE オリジナル

ORIGAMI CAR [CREAM]

RAMÜNE / ¥4,250(サイズ 90〜110cm)

おりがみで折ったくるまを、色違いで一面に散らした総柄の長袖スウェットシャツです。綿70%・ポリエステル30%の素材でほどよい伸縮性があり、脱ぎ着しやすく作られているので、長袖Tシャツの上に重ねる真ん中の1枚として着られます。紙を折る・ちぎる・貼るという遊びが好きな子に向いていて、ちぎり絵や折り紙を貼る年賀状をつくる日と気分がそろいます。

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RAMÜNE BLOCK ANIMALS [RABBIT] 年賀状 手形 見立て 1歳-6歳

RAMÜNE オリジナル

BLOCK ANIMALS [RABBIT]

RAMÜNE / ¥2,650(サイズ 80〜110cm)

半円や丸、三角といった単純な形を組み合わせてうさぎにした、つみきブロックのアートをプリントした長袖Tシャツです。かんたんな形を並べるだけで動物に見えてくるのは、手形やちぎった紙をひつじに見立てるのと、まったく同じ考え方です。コットン100%の生地で、背中のブランドタグを省いてチクチク感を軽減してあります。

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RAMÜNE BALLOON ART [DINOSAUR | CREAM] 年賀状 干支 見立て 3歳-6歳

RAMÜNE オリジナル

BALLOON ART [DINOSAUR | CREAM]

RAMÜNE / ¥4,250(サイズ 90〜110cm)

ひとつながりの風船をひねってつくった恐竜を、大きく描いた長袖スウェットシャツです。風船をねじる場所を変えるだけで首や足になるという見立ての遊びが元になっていて、年賀状で手形をひつじに見立てるのと同じ発想のデザインです。綿70%・ポリエステル30%の素材でほどよい伸縮性があり、できあがった年賀状を持って写真を撮る日の1枚にもなります。

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よくある質問

Q. 年賀状の手作りは何歳からできますか?

A. 手形を押すだけなら1歳前からでも参加できます。大人が手を広げて支え、インクをつけるところまでを担当すれば、子どもがすることは手を紙に下ろすことだけです。1歳台なら丸シールを貼る、綿棒で点を押す、と自分でできる工程が少しずつ増えていきます。上手に描けるかではなく、その動きが今できるかで選ぶのがコツです。

Q. 手形がかすれてしまいます。きれいに押すコツはありますか?

A. 押したあと、手の甲側から指のつけ根・手のひらの中央・指先の順に軽く押さえてください。手のひらの中央はくぼんでいるので、そこだけ紙に届かずに白く抜けがちです。また、子どもが手を握りこんでしまうときは、ふたが斜めに開くタイプの手形用スタンプパッドを使うと、開かせた手にパッドのほうを当てて色をつけられます。手をパッドに押しつけなくていいぶん、開いた状態を保ったままインクをのせられます。はがきは大人がもう片方の手で押さえておくと、ぶれにくくなります。

Q. 手形をとるのに、絵の具とスタンプ台のどちらを使えばいいですか?

A. 手に直接つけるものは、落ちやすさで選ぶのが基本です。手形用として売られているスタンプパッドには、水洗いや濡れたティッシュで落とせると書かれたものがあり、何枚も続けて作る日はこちらが扱いやすくなります。水彩絵の具でも手形は取れますが、手のしわに入ると落とすのに時間がかかります。金や銀の色は油性のものが多く、肌に直接つけるのには向きません。紙の上だけで使う野菜スタンプやはじき絵は、水彩絵の具で十分です。

Q. シールや折り紙を貼ると、郵便料金は変わりますか?

A. 丸シールやちぎった紙片なら、いくつ使ってもほとんど変わりません。日本郵便は通常はがきの重さを「2g〜6g」、形を「長方形の紙に限ります」としており、この規格を超えたものは第一種郵便物、つまり手紙の扱いになります。重さで引っかかるのはフェルト・ビーズ・リボン・押し花のように素材そのものが重いもので、これは使いません。紙は軽いので、問題になるのは重さより厚みのほうです。厚みが出ても料金は変わりませんが、ほかの郵便物と重ねて運ばれるときに角がめくれたり、下の1枚に跡が残ったりします。折り紙を1枚まるごと折って貼るとかさが出るので1つまでにし、ぷっくりした立体シールも同じ理由で避けてください。心配なときは、出す前に郵便局の窓口で確かめてもらえます。

Q. 2027年の干支は何ですか?ひつじはどう描けばいいですか?

A. 2027年(令和9年)の干支は未年、つまりひつじです。2026年が午年なので、ひとつ進みます。ひつじは体がもこもこしているので、丸をたくさん押せばそれらしく見えるのが、幼児と作るうえでの利点です。手形を指が下になる向きに押すと4本の指が4本の足になり、手のひらが体になります。親指は押す前に手のひら側へ軽くたたんでおき、顔は手のひらから少しずらして小さな丸をひとつ押し足します。白い体は紙の色に沈むので、体をうすい色、顔と足を濃い色にするなど、2色に分けて考えると失敗しません。

Q. 年賀状はいつまでに出せば元日に届きますか?

A. 2027年(令和9年)用は、元日に届けるための差出日の目安が12月27日(日)です。前の年までの12月25日から繰り下がりました。年賀状の引受開始も12月15日から12月20日(日)に変わっています。つまり投函するのは12月20日から12月27日までの8日間です。早ければいいわけではなく、日本郵便は「引受開始前(2026年12月19日(土)以前)に差し出された年賀状は、通常郵便の標準送達日数にて年内にお届けすることになりますので、ご注意ください」としています。これは日本郵便が2026年8月31日に公表した発行概要によるもので、古い日付を案内している情報もまだ多いので、出す直前に公式サイトで確認すると確実です。

Q. 何枚くらい用意すればいいですか?

A. 出す枚数に、予備を5枚ほど足して買っておくことをおすすめします。子どもが押す手形は、かすれたり、途中で手が動いてぶれたりするので、失敗する枚数を最初から見込んでおくと気持ちがラクになります。作るペースは1日2〜3枚が目安で、10枚なら4〜5日みておきます。2027年用の年賀はがきは販売終了日が1月15日(金)まで延びたので、返事のぶんが足りなくなっても年明けに買い足せます。

Q. 子どもがはさみやカッターを使う工程はありますか?

A. この記事で紹介した12のアイデアには、子どもが刃物を使う工程がひとつもありません。ちぎり絵は手でちぎるのではさみを使わず、野菜を切る包丁と型紙を切るカッターは大人の担当です。年賀はがきは1枚ずつ料金がかかっていて作り直しがきかないので、刃物を出さない設計にしてあります。刃物を使う工作をやってみたい場合は、画用紙など何度でも作り直せる紙で別の日にするほうが安心です。


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